アトピーの子どもに脱毛器は使える？

近年ではアトピー肌の子どもが増えています。

アトピー肌というのは肌が極度に乾燥して敏感になっている超敏感肌のことで、わずかな刺激や成分に対してもアレルギー反応を起こしてしまうという特徴があります。

しかし、アトピー肌なら体毛が少ないというわけではありませんから、肌が極度に敏感でも毛深い事で悩んでいる子どもはたくさんいます。

しかし、刺激に対して肌が極度に弱い子にとっては、どんな脱毛方法を採用すれば肌に負担をかけずにムダ毛のみを処理できるのか分からないということが多いものです。

アトピーでも家庭用脱毛器は使える！

家庭で使える脱毛器は、基本的には肌質に関係なく使うことができるので、アトピー肌で悩んでいる人でも問題ありません。

光やレーザーを照射するタイプの脱毛マシンの場合には、照射する光やレーザーは肌にとっては無害で、ダメージを与えるのは毛穴の奥に潜んでいる毛母細胞です。

もしも不安な場合には、弱めの照射出力レベルでお手入れをすれば安心かもしれません。

アトピーさんの脱毛器使用の際の注意点、ケアは念入りに

しかし、肌が敏感になっている場合には、脱毛器を使う際にはいくつか注意しておきたい点があります。

まず、光やレーザーを肌に照射するタイプの脱毛マシンは、それ自体のメカニズムは肌に影響があるわけではありませんが、光やレーザーを照射することによって毛穴の中の毛母細胞を作っているメラニン色素が反応し、熱を放出します。

この際には、周囲の肌細胞の水分を奪ってしまうため、お手入れをすると肌は乾燥気味になってしまいます。

このメカニズムはアトピー肌でなくてもどんな肌質にも共通することなのですが、もともと肌が乾燥している人の場合には、乾燥がさらにひどくなってしまうリスクがあるので、注意しなければいけません。

このトラブルを避けるためには、脱毛した後には保冷剤を肌にあてて熱を取り除いてあげる作業をするのがおススメです。

保冷材を布に巻いて肌にあてるなら、肌が敏感な人でも大丈夫ですし、その後に普段使っている保湿ローションなどでお手入れしておけば、脱毛による肌トラブルを起こしにくくなります。

化膿・炎症・極度の乾燥時には使用を控えて

また、肌が極度に敏感になっていると言っても、赤く腫れていたりただれているような場合には、使用を控えたほうが良いかもしれません。

使うこと自体には問題ありませんが、肌の状態が極度に敏感になっていると、お手入れした時に痛みを強く感じてしまう可能性があります。

その他、痒くて仕方ないほど肌が乾燥している状態の時にも、脱毛器の使用は控えたほうが安心です。