子どもが脱毛器を使ってやけどしたときの対処法
脱毛器を使用する上でのトラブルで一番リスクが高いのがやけどです。子どもの皮膚は大人より薄く繊細ですから大人以上に注意して対処したいものです。
なぜ脱毛器でやけどするのか
そもそも脱毛器を使用していてやけどするのはなぜでしょうか。
多くの脱毛法は基本的にムダ毛の毛根の細胞にダメージを与えて毛を生やす機能を停止させます。
その結果として肌に刺激を与えることになります。健康な肌の人で脱毛後に適切な処置をすれば問題が生じることはほとんどありません。
ただし人によっては脱毛により肌がほてったり、腫れることがあるのです。
子どもには事前に脱毛後は肌に刺激を与えるようなこと、日焼けや湯船に浸かるなどの行動は避けるように事前にきちんと注意しておきましょう。そして脱毛前後はしっかり保湿することが大切です。
また脱毛器のパワーの上げすぎがやけどの原因となってしまうこともあります。ですからパワー設定時に親が注意してあげると良いでしょう。
やけどしたら何よりも冷やす!冷やす!冷やす!
万が一やけどしてしまった時には、やけどの進行を防ぐのが第一です。
やけどが肌の奥に進行してしまうのを防ぐには、何よりも冷やすことが必要です。冷却には様々な方法があるものの、ベストな方法は流水で10分以上冷やすことです。
↑氷水にやけど箇所を突っ込んでも。
それが難しい部位なら濡れタオルや、保冷剤や氷を袋に入れたものをタオルで包んで使うこともできます。
冷やすことによってほてりや腫れ、赤みが引けば重症化する心配はほとんどありません。
冷やしてなお、ほてり・赤みがあったら保湿と炎症止めを
しかしそのような症状が引き続き見られるなら炎症を止めるための処置を施す必要があります。やけどした部位を清潔に保ち、保湿することで肌の組織が再生するのを助けることができます。
その上で炎症止めの軟膏などを塗りましょう。 ただしこれらはあくまでも応急処置としての対処法です。できるだけ早く医療機関に相談し、きちんと診察してもらった上で実際の症状にあった処方をしてもらうようにしましょう。
やけど後の日焼けは控えよう
子どもの肌は再生が早いとはいえ、跡になっている場合には日焼け対策が大切です。
なぜなら再生したばかりの肌は非常に弱く、紫外線などの刺激で悪化してしまうことがあるからです。またやけど跡が目立つような部位であれば通常のシミ対策に使うクリームなどを使ってみても良いでしょう。
長期的には傷の修復や色素を薄くするのに役立つビタミンCを含んだローションや、化粧水で改善していくことができます。
まとめ:やけどしたら慌てず冷やそう♪
まずは使用前に子どもとやけどのリスクを減らすために必要なことを話し合っておき、やけどしてしまった場合には慌てずしっかり冷やして応急処置をし、医療機関に相談しましょう。