子どもが脱毛器を使う際の注意点
子どもが家庭用脱毛器を使う際には、いくつかの注意点を守ることで、トラブルや事故を防ぐことができます。
家庭で使える脱毛マシンは、使い方が簡単で使いやすいものが多いのですが、それでも間違った方法で使ってしまうと事故やトラブルの原因になってしまうので、気を付けなければいけません。
失明のリスクも、子どもだけで使わせない!
1つ目の注意点ですが、小学生が使う場合には、親がそばについているようにしましょう。
小学生の場合、正しい使い方を親に教わって知っていても、好奇心が旺盛ですし、どこからどこまでが危険という線引きがはっきり分かっていない場合が多いものです。
そのため、光脱毛やレーザー脱毛ができるタイプを使っていると、「本当に脱毛できているのかな?」「どんな風に脱毛しているのか見てみたい」と考えて、照射口をのぞき込んで照射してしまうリスクがあります。
これらの脱毛マシンは、光やレーザーを当てることによってメラニン色素が熱反射し、タンパク質が凝固するというメカニズムになっています。
うっかり目に照射してしまうと、失明の恐れがありますので、絶対に覗き込んだ状態で照射してはいけません。
照射レベルは親が調節をしよう
2つ目の注意点は、照射レベルです。
毛深いことで悩んでいる子供は、今すぐにツルツルの肌になりたいと考え、最初から照射レベルを最強にして使ってしまうことが少なくありません。
コツや要領を知らない状態で最大レベルで照射をすると、毛量や毛質によっては激痛を伴いますし、肌質によっては火傷の恐れがあります。
ムダ毛をなくしたくて使っているのに、肌に長方形に火傷の跡が残ってしまうなんてこともあります。最初は、肌や毛との加減を見ながら、低い出力レベルで照射していくようにしましょう。
脱毛後の保冷・保湿ケアは欠かさずしよう
3つ目の注意点ですが、保冷剤をシッカリ使うようにすることが大切です。
家庭用脱毛器を使うことで、肌は熱を持って火照りますし、乾燥してしまいます。
使うのが面倒だなと思っても、お手入れ後の肌に大きく影響するので、脱毛した後には保冷材を使って、肌の粗熱を取り除いてあげましょう。
ほくろに注意!
4つ目ですが、ほくろのように色素が濃い部分は、できれば照射しないように避けたり、どうしても照射したい場合には出力レベルを落としてお手入れするようにしましょう。
ほくろのような色素は、メラニン色素からできているため、光タイプやレーザータイプの脱毛マシンを使うと、その部分で過剰に反応し、大きな痛みとなったり、痛みが残ったりすることがあります。
そこから毛が生えていない場合には特に、ほくろは避けたほうが良いでしょう。